28.水戸駅北口地下駐輪場

2012年8月4日EVENTS

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水戸駅北口地下駐輪場で3点お直しをしました。シルバーセンターの3名とはとても愉快な会話を楽しみました。「芸術家さんというのは、こういう小さい細かいをする人のことなんか、もっと大掛かりでインパクトのあるようなことしないといけないんじゃないの?」としきりにおっしゃっていました。私は、何も答える事ができませんでした。

お直しその1:はしっこのほうがめくれてきているので手直ししていいですか?と聞いたら、「こんな小さなところよく気がついてくれたね!」と爆笑されて、作業中ずっと見られていました。FOYLES(本屋さん)の袋を使ってお直しをしました。FOYLESの袋の赤色は、このサインの赤いテープと少し違う色でしたが、その違いがいい感じのハーモニーを生み出しました。


お直しその2:障子紙を使って作った味のあるサイン。その上に書かれている文字の所々は不完全でした。制作されたご本人も気づいているけれど、誰も気づかないだろうと思って手抜きしたんだということでした。でも直してくれるなら直して欲しいと依頼を頂きました。ロンドンでBSix Free Shopを運営していたときのポスターにあった"F"の一部がこのサインの文字の一部となりました。


お直しその3:本当は真ん中に矢印をつけるつもりだったのが、誰かがはしっこにつけてしまって、それを直すのがめんどくさくてそのままにしていたそうです。サインに少しお手入れをしてから、みんなで一緒にどこの位置につけるか相談して決めました。大事なときにしかこの矢印は使われないらしいです。一体どういう時に使われるのでしょうか。