【ワークショップ】 “だいだらぼうとホリバーン 2015 – お話を作ろう(第二章)”
“だいだらぼうとホリバーン – お話(第二章)を作ろう”
2015年11月16日 – 11月17日 9:00-14:30
アルヴァートン小学校(イギリス・コーンウォール州・ペンザンス)
7-8歳 30名
助成:大和日英基金、グレイトブリテン・ササカワ財団
国田小中学校の子どもたちが創作した、新たな巨人伝説「だいだらぼうとホリバーンの旅」の第一章を引き継ぐ形で、アルヴァートン小学校の子ども達たちが第二章の制作を行いました。水戸でのワークショップと同様、物語の制作とともに、舞台で使う小道具の試作、最後にみんなで物語を試演し、その様子を撮影しました。この物語は、2017-2018年に音楽を使ったパフォーマンスとして上演することを目標にしています。
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だいだらぼうとホリバーンの旅
第二章
だいだらぼうとホリバーンはアイスクリームとパスティーを食べながら、やわらかい砂浜に押し寄せる白波を眺め、のんびりと海辺の道を歩いていました。突然、カニが隠れ家から駆け出して、巨人の足をつねりました。そこへ、青空を飛んでいたカモメが舞い降りてきて巨人たちの食べ物を盗もうとしました!
だいだらぼうとハリバーンは驚いて深い海に転がり落ちてしまいました。すぐさま灰色の岩の向こうから人魚がやってきて、泳ぎが得意でない巨人たちを助けにやってきました。人魚は彼らをすぐさま水から救い出して、とても不思議で神話のような洞窟に連れていってくれました。
その不思議で神話のような洞窟の中には、まるで磨きたての水晶のように光り輝く、金やダイアモンドの財宝がきらめいていました。目を疑って近づくと、凶暴で恐ろしい海賊たちが財宝のまわりにいました。海賊は宝物に目がないのです。とくに、ダイアモンドのようなめずらしい宝石には。そこで、巨人たちは戦いのために、海の生きものを探しました。ちょうどよい生きものたちがそろったとき、戦いが始まりました、、、。
長く、恐ろしく激しい戦いでした。イルカたちは素早く動き、亀たちは海賊の足をたたき、クラゲたちはまるでナイフのように刺しました。巨人たちも頑張ってよく戦い、怪しい悪い海賊たちを打ち負かしたのです!
彼らは宝物をあつめて、船に光の魔法をかけました。巨人たちはキラキラ光る船に乗り込み、虹を追いかけてセント・マイケルズ・マウントまでやってきて、ラグビーをしましたが、ホリバーンが蹴ったボールは飛び過ぎて日本まで飛んでしまいました!でも、残念なことにホリバーンもだいだらぼうも、ハンバーグみたいな岩は見つけられませんでした。